担い手別の育成支援事業
新規就農支援としては、道央管内で就農を希望する者を受け入れ、1年目は公社のトレーニング農場で基礎技術を、2~3年目は先進農家で実践的な技術を学ぶとともに、地域との”つながり”を培っていただき、関係機関と連携しながら就農まで支援しています。
農業後継者支援としては、農協の準職員として1年目は農協業務について研修し、2年目は就農後の経営を見据え地域の先進農家等で研修するニューファーマー育成研修を実施しています。
また、若手農業者の経営能力の向上とリーダー養成を目的として、1期2ヵ年で講義や視察を通し、地域農業のあり方を学ぶ「道央農業塾」を開催しています。
このほか、農福連携の推進に取り組むとともに、地域の農業者を対象として営農技術や経営管理等に関する研修会を開催しています。
農用地の利用調整事業
農業者のニーズに応じた農用地の売買や賃貸借に関する相談対応を行うとともに、農用地に関する各種制度を活用し、各市が策定する「人・農地プラン」の実現に向けた支援や地域の合意を踏まえた農用地の有効利用を推進しています。
生産性向上と安全安心な農産物生産支援事業
農業者や関係団体などからの要望により、消費者ニーズに合わせた新作物導入に向けた試験や生産性向上に向けた栽培技術試験、さらには安全安心に向けた肥料や農薬の試験を実施し結果を地域に還元することにより、地域農業の維持・発展を支援しています。
農業労働力確保支援事業
JA道央が行う農作業パートを農業者へあっせんする人材確保事業のうち、労賃計算業務を受託しています。また、労働力不足の解消に向けて、関係機関とともに検討していきます。
酪農・畜産関連の受託事業
恵庭市・千歳市の市営牧場の運営管理を受託することにより、地域の酪農家が行う作業の軽労化を図り、乳量・乳質の向上に集中できるよう支援しています。
その他目的を達成するために必要な事業
食農教育や農業体験の場の提供、農福連携の活動に対する協力・支援など農業が果たすべき社会貢献事業を行っています。
また、地域農業の維持・発展に向けて、農業経営の法人化や経営継承などの各種相談・支援活動を行っています。